サニーレタスの名前の由来とは
サニーレタスは、葉先が赤紫色に色づくリーフレタスの一種です。
スーパーなどでもよく見かける身近な野菜ですが、「サニー」という名前がなぜ付けられたのか疑問に思う人もいるでしょう。
サニーレタスという名称は、海外で使われていた正式な品種名をそのまま日本語にしたものではなく、日本で広まった呼び名です。
その名前は、当時人気だった日産自動車の乗用車「サニー」にあやかって付けられたとされています。
ここでは、サニーレタスの名前の由来や、日本で普及した背景、リーフレタスとの関係などについて詳しく解説します。
サニーレタスという名前は日本で広まった
海外の「Sunny Lettuce」を訳した名称ではない
「サニーレタス」という言葉を見ると、英語の「sunny lettuce」を日本語としてそのまま使っているように感じるかもしれません。
しかし、サニーレタスは、海外で一般的に使われている名称を単純に輸入したものではありません。
日本国内で赤系のリーフレタスを販売する過程で付けられた名称が広く普及したものとされています。
現在では、葉先が赤紫色になるリーフレタスを指す一般的な呼び名として定着しています。
日産自動車の「サニー」にあやかって名付けられたとされる
サニーレタスの「サニー」という名前については、当時人気を集めていた日産自動車の乗用車「サニー」にあやかって付けられたとする説が広く紹介されています。
赤い葉を持つリーフレタスは、当初「レッドリーフレタス」などの名称で扱われていましたが、日本では十分になじみがなく、販売面でも名称を工夫する必要があったとされています。
そこで、当時知名度の高かった「サニー」という名前を採用し、「サニーレタス」として販売するようになったといわれています。
ただし、名称の由来については資料によって説明の詳しさが異なるため、「日産サニーが由来である」と完全に断定するよりも、「日産『サニー』にあやかって名付けられたとされています」と表現するのが適切です。
「sunny」という英単語が直接の由来ではない
「sunny」には明るい・晴れたという意味がある
英語の「sunny」には、「晴れた」「日当たりのよい」「明るい」といった意味があります。
そのため、「太陽をたくさん浴びるレタスだからサニーレタス」「葉が太陽の光で赤くなるからサニーレタス」と考える人もいるかもしれません。
しかし、「sunny」という英単語の意味だけをサニーレタスの直接的な命名理由として説明するのは正確ではありません。
名称については、前述したように、当時人気だった自動車の「サニー」にあやかったという説が知られています。
葉が赤くなる性質と名前の由来は分けて考える
サニーレタスの葉先が赤紫色になることには、アントシアニンと呼ばれる色素が関係しています。
光や紫外線などの栽培環境によって、葉の赤みが強くなったり弱くなったりすることもあります。
ただし、この性質と「サニー」という名称の由来を直接結び付けるのは適切ではありません。
「太陽に当たると赤くなるからサニーと名付けられた」という説明は、野菜の性質と名前の由来を混同している可能性があるため注意が必要です。
サニーレタスはリーフレタスの一種
葉が結球しないレタス
レタスには、葉が丸く巻くタイプと、葉が巻かずに広がるタイプがあります。
一般的な玉レタスは、葉が重なり合って球状になる「結球レタス」です。
一方、サニーレタスは葉が球状に巻かない「葉レタス」または「リーフレタス」に分類されます。
葉がやわらかく、一枚ずつ取り分けやすいため、サラダをはじめ、料理の付け合わせや肉を包む料理など幅広い用途で利用されています。
葉先が赤紫色になるのが特徴
サニーレタスの大きな特徴は、葉先が赤紫色や赤褐色に色づくことです。
葉の内側や根元付近は緑色で、外側や葉先に向かうほど赤みが強くなるものが多く見られます。
この赤紫色には、植物に含まれるアントシアニン系の色素が関係しています。
ただし、色の濃さは品種だけでなく、気温や光、栽培環境などによっても変わるため、すべてのサニーレタスが同じ色合いになるわけではありません。
サニーレタスは特定の1品種だけを指す名称ではない
赤系リーフレタスの呼び名として使われている
現在の「サニーレタス」は、必ずしも特定の1品種だけを意味する名称ではありません。
一般的には、リーフレタスのうち、葉先が赤紫色になるタイプをサニーレタスと呼びます。
そのため、スーパーなどで同じ「サニーレタス」という名前で販売されていても、品種や産地によって葉の形や縮れ方、赤みの強さなどが異なる場合があります。
グリーンリーフとの違い
リーフレタスには、サニーレタス以外にもさまざまなタイプがあります。
その代表的なものが「グリーンリーフ」です。
サニーレタスは葉先に赤紫色が見られるのに対し、グリーンリーフは基本的に葉全体が緑色をしています。
大きく整理すると、リーフレタスというグループの中に、赤系のサニーレタスや緑系のグリーンリーフなどがあると考えるとわかりやすいでしょう。
サニーレタスは植物学上の独立した種ではない
レタスの一タイプとして扱われる
サニーレタスという名前は、植物学上の独立した種を示す名称ではありません。
サニーレタスも玉レタスやロメインレタスなどと同じレタスの仲間です。
レタスは一般にキク科アキノノゲシ属に分類され、学名は「Lactuca sativa」です。
その中で、葉が結球するかどうか、葉の形、色、利用方法などによって複数のタイプに分けられています。
サニーレタスは、そのうちの葉レタスに含まれるものです。
海外ではサニーレタスを何と呼ぶ?
「red leaf lettuce」などと表現されることがある
日本では「サニーレタス」という名称が広く定着していますが、海外でも同じ名称が一般的に使われているとは限りません。
英語では、日本のサニーレタスに近い赤系のリーフレタスを「red leaf lettuce」などと表現することがあります。
そのため、海外で「Sunny Lettuce」といえば必ず日本のサニーレタスが通じる、と考えないほうがよいでしょう。
なお、日本のサニーレタスと海外で「red leaf lettuce」と呼ばれるものが、品種まで完全に同一とは限りません。
あくまで、赤い葉を持つリーフレタスを表す一般的な英語表現の一つと考えるのが適切です。
サニーレタスの名前に関するよくある疑問
太陽に当たるから「サニー」なの?
サニーレタスの赤い色には光や紫外線が影響することがありますが、「太陽に当たるからサニーレタスと名付けられた」と説明するのは適切ではありません。
サニーレタスという名称については、当時人気だった日産自動車の「サニー」にあやかって付けられたとする説が知られています。
葉が光によって赤くなる性質と、名称の由来は別の話として考える必要があります。
「サニー」という品種名なの?
現在「サニーレタス」という言葉は、特定の一つの品種だけを表す名称というよりも、赤紫色の葉を持つリーフレタスを指す呼び名として広く使われています。
そのため、サニーレタスとして販売されているものでも、実際の品種が異なる場合があります。
サニーレタスの名前の由来を正しく理解しよう
サニーレタスは、葉先が赤紫色になるリーフレタスの一種です。
「サニー」という名前から、英語の「sunny」や太陽が直接の由来だと思われることがありますが、一般には、当時人気だった日産自動車の乗用車「サニー」にあやかって名付けられたとされています。
また、「サニーレタス」は海外の正式な品種名をそのまま日本語にした言葉ではなく、日本国内で広まり定着した名称です。
現在では特定の1品種だけを指すのではなく、葉先が赤紫色になる赤系リーフレタスの呼び名として一般的に使われています。
名前の由来と、光によって葉が赤く色づく性質は別のものです。
サニーレタスについて説明する際は、「太陽に当たるからサニー」と単純に結び付けず、日本での命名や流通の歴史を踏まえて紹介すると、より正確な説明になります。
以上、サニーレタスの名前の由来についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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